このHPは、奈良女子大学大学院人間文化研究科の社会生活環境学専攻にある共生社会生活学講座のカリキュラム、スタッフや実績などを受験案内などとともに紹介するものです。
このサイトとの出会いをきっかけに、本講座で研究を深めたいと感じていただければ幸いです。
共生社会生活学講座とは
私たちの日々の生活は、学問の種になる問いの宝庫です。この講座では、生活の視座から問いを発し、基礎(文献研究)と実践(フィールド調査など)を組み合わせながら、共生社会の実現をめざして探究を行います。この講座の特色は、非常に幅広い専門領域をカバーしていることです。家族、ジェンダー、多文化共生、防災、環境社会心理学、福祉、法律、歴史、経済、表象、アート、医療と、多様な専門分野の教員が協力して指導に当たる体制になっています。
進学・受験を考えている方に
博士後期課程の目標は、第一に博士論文を完成させることです。博士論文を作成するには、自分の研究したい分野の主任指導教員を選び、その教員の研究内容をまず知ってください。教員の研究分野についてはスタッフ一覧をご覧になり、さらに著作や科研費などの情報を検索することをお勧めします。その上で教員に連絡をとり、これまでの研究内容、今後の研究計画などを伝えてアドバイスを受けてください。
社会人で職業をお持ちの方や、育児・介護などで時間が充分にとれない方は、長期履修制度が利用できるかを主任指導教員と本学の入試課に問い合わせてください。また、ゼミの時間についても、主任指導教員と相談してください。
入学後の研究生活
博士号の取得は、現在では研究者として独り立ちできるスタートラインに立つことを意味しています。博士論文の作成のためには、まず複数の論文を学内外の雑誌に投稿し、論文が受理され刊行されることが必要です。そのような刊行論文がいくつかできてはじめて、博士論文の執筆に至ります。したがって、博士課程に入学するときには研究テーマを明確にし、文献研究、フィールドワーク、質問紙調査などの研究手法についても考えておく必要があります。現在、人を対象とする研究(調査協力者を必要とする研究)の場合、研究計画について倫理審査を通すことが多くなっています。本学の倫理審査については、主任指導教員に相談してください。
博士課程では、指導教員との関係だけでなく院生仲間との関係も非常に有益です。仲間から得られる刺激や知識が在学中の支えになり、将来の研究者ネットワークの基礎になります。
本学では、主任指導教員1名と副指導教員(2ー3名)の複数指導体制をとっています。また、副指導教員以外のアドバイスを受けることももちろん可能ですので、在籍中の研究環境を有効に活用してください。
講座キーワード
表象文化論、ジェンダー、日本文化、日本近世史、医療社会史、女性生活史、文化人類学、民族誌、生活文化分析、環境社会心理学、文化比較、環境配慮行動、グループ・ダイナミクス、災害社会学、組織社会学、社会システム論、ジェンダー法学・ジェンダー史・比較法文化史、医療人類学、リプロダクション、アジア研究、医療社会学、家族社会学、ケアの社会学、消費者法、法社会学、法運動