(注:ポリシーは平成30年4月の組織改編後のものです。)
各コースの紹介 ※本専攻では令和5年度よりコース再編を行い、全3コースとなる予定です。
古代文化学コース
本コースは中国古代文化、考古学、美術史学などで構成されており、古文書、遺跡?遺物、絵図、造型美術などの「もの」を資料として、古代文化のすがたかたちを地域に即して明らかにしようと意図しています。極めて学際性の高いコースです。
主な研究分野名: 東洋古代史学?考古学?美術史学
歴史学コース
本コースは、日本史、東洋史、西洋史の歴史学の各分野のスタッフが、さまざまな視点から歴史研究をおこない、幅広い歴史的思考と方法を身につけて歴史学の研究を発展させています。
主な研究分野名: 日本史?東洋史?西洋史
社会情報学コース
本コースは、情報を軸に現代社会のさまざまな問題を考えていくことをねらいとしています。「高度情報化社会」と呼ばれる現代社会では、生活の仕組みや人間関係のありようが大きく変容しつつあります。本コースでは、こうした「高度情報化社会」の諸相へ様々な視角からアプローチを試みます。例えば、情報化?高齢化?国際化などの諸問題を捉えるための社会学的な考え方や技法を学びます。また、このような社会的諸現象の空間的な展開に注目し、地理的諸過程の理論と実践についても学びます。
主な研究分野名: 社会学?地域情報学
地域環境学コース
本コースは、人文地理学、自然地理学、環境社会学から構成され、文化?民族、ジェンダー、環境問題、自然災害などに関わる学際領域の地域研究も視野に入れながら、幅広い地域環境学の構築を目指します。各種地図類、空中写真、衛星データ、各種観測?情報処理機器などの積極的活用や地域調査などを通じて、地域環境を多面的に把握する能力や、国際協力活動に関わる基礎的能力の育成を図ります。
主な研究分野名: 人文地理学?自然地理学?環境社会学
文化メディア学コース
文化が伝わるしくみ、文化を伝える営みを、幅広く、学際的に研究するコースです。従来の学問分野で言えば、文化社会学、地域社会学、民族考古学、日本民俗学、文化人類学、文化地理学などが学べ、また、文化研究、メディア論、映像論、都市文化論の領域にも精通できます。奈良あるいは関西の現代文化を様々な視点から考える体験もできます。机上の知識を得るのではなく、現場から学び、企画?発信の能力を磨くことも、本コースの大きな特徴です。
教育理念
人文社会学専攻では、日本の古代文化発祥の地である奈良盆地に本学が立地することを念頭に、歴史性や地域性、国際化や情報化など幅広い視点から、歴史学?社会学?地理学などを基礎に、従来の学問的枠組みにとらわれることなく有機的に連携して、歴史?社会?文化?自然?地域について、最新の研究成果を取り入れた、手作りの教育研究を行っています。
求める学生像
古代文化地域学、比較歴史社会学、社会情報学、地域環境学の各コースに共通することとして、明確な問題意識と、自前の課題に主体的?積極的に取り組みうる能力を有し、関連する幅広い分野に対しても熱いまなざしを注ぐことのできる意欲的な学生を望みます。
本専攻でのより専門的な研究教育が可能となるような、学部段階相当の基礎学力習得は、当然のことながら前提となります。
修了後は、高度職業人として、あるいは後期課程を経て高度専門的職業人や研究者として活躍することが期待されます。