本学大学院では、これまで、研究者・高度専門職業人としての優れた女性人材を養成し、社会に多数輩出してきました。平成17年度、18年度には、文部科学省の教育プログラム「魅力ある大学院教育」イニシアティブに2つの課題が採択され、研究者養成に重点を置いた大学院教育の充実を図ってきました。これらの実績が認められ、平成20年度には、これらを発展させた文部科学省の「大学院教育改革支援」プログラムに、本学から「女性の高度な職業能力を開発する実践的教育」および「理系の実践方女性科学者育成」の2課題が同時に採択されました。
本プログラム「女性の高度な職業能力を開発する実践的教育」は、人文社会系の大学院生を対象に、研究者養成に留まらず、より広く社会に進出して活躍する女性人材のための実践的教育を取り入れ、本学大学院教育全体を充実させる試みであり、平成22年度に最終年度を迎えます。
教育の成果は、短時日では明らかにならない面はありますが、これまでに試みてきた様々な実践的教育とその実績を今後の大学院教育にしっかりと根付かせ、本学大学院を巣立っていく学生達に、これまでにも増して社会で活躍できる素地が与えられるよう、関係各位のいっそうの工夫と努力を期待しています。
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