[平成20年度平成20年度 大学院教育改革支援プログラム] 女性の高度な職業能力を開発する実践的教育
[当プログラム関連専攻]国立大学法人 奈良女子大学 大学院人間文化研究科
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学長および代表者の
挨拶
「大学院教育改革支援プログラム」について
プログラム内容
各専攻の特色
開講科目
キャリア形成のための院生自主企画
研究集会参加助成



プログラム内容


プログラムの特徴
 
●総合的な実践的科目群を展開!
 
 本プログラムの基本的な特徴は、歴史的に培われた本学の総合力を生かし、社会・文化・人間・環境・生活に関する専門的教育研究に加え、実習・実践的な側面を強化したカリキュラムを編成しています。
 
 各専門領域で「実践基礎群」・「実践応用群」科目を展開し、従来の演習科目に加え調査やフィールドワークを基礎に、情報処理・分析や制作、企画・マネジメント、表現・プレゼンテーション等の能力、およびそれらを発信するコミュニケーション能力などを養成します。
 

●具体的で関心に密着した実践基礎群科目!
 
 限定された課題や能力に関わる、比較的短期で展開する実践基礎群科目を強化・新設し、技術・技能の開発・伝達をめざし、学生の実践的な関心に応えます。これらの授業は、専任教員のみでなく、専門的な職域で深い知識や豊かな経験と能力を発揮している社会人や本研究科修了者をゲストスピーカーとして招くなど、多彩に展開されます。
 
 たとえば、古文書の読解能力を高める「実践スキルゼミナール」、GISを使用した分析に関する能力を高める「GIS分析演習」、等の授業が開講されます。こうした授業においては、本研究科博士後期課程学生をTAとして採用し、受講する学生が能動的に参加する授業展開を図り、教育と研究の繋がりを強化します。


●専門的能力を磨き上げる実践応用群科目!

 従来の演習科目の内容を充実させたり、あるいは新設したりして実践応用群科目を作り、1年次の後半から2年次にかけての時期を中心に密度の濃い実践的学習を行います。この科目群では、現地調査やフィールドワーク、制作実習など、座学では得られない実践的かつ専門的能力の向上をめざします。
 
 たとえば、高校教科書の記載を批判的に検討し、現代的教育ニーズに応えるテキストの記述をめざす「文化史総合演習」、あるいは奈良地域の文化資源の記録と紹介を各種メディアによって行い、発信することをめざす「地域・文化資源コンテンツ制作実習」、ヒトの身体や心の機能をトータルにとらえ評価する力を養う「人体機能計測実習」、さらに都市・集落・住居の環境を総合的に解析する「フィールドサーベイ」、それに基づいて実践的な計画・提案を行う「環境プランニング演習」、などを展開します。。


●イニシアティブ事業を継承し、研究者養成も!

 高度な専門的知識を提供する現在の専門基礎、専門応用の2つの科目群について各々の授業の改善を図ります。また、主として研究者養成を念頭に置いた「魅力ある大学院教育」イニシアティブ「生活環境の課題発見・解決型女性研究者養成」事業を、高度な専門的能力の育成を図る方向で継承し、マネジメント能力を養成する研究マネジメント群科目や自覚的にキャリア形成を図るためのキャリア形成群科目を・充実させます。
 
 たとえば、研究マネジメント群では「グローバル社会と女性の専門性」や「研究プロジェクト演習」を継承し、キャリア形成群では「女性研究者キャリア論」に加えて「女性専門職キャリア論」を新設します。


●学生の意欲を高め、自主的な活動をバックアップ!

 さらに、自主的な研究会・セミナーや本学の地域貢献事業、たとえば地域女性リーダー育成事業などの企画と運営に参加する機会を設けることによって、生きた能力を身に着けることをめざします。各種の授業や機会を系統的に活用することで、着想と提案の意欲と能力を備え、実践型の企画・マネジメント能力等に秀でる女性を社会に送り出します。
 
 学生による自主的なセミナー開催を人的・経済的にバックアップし、学生個人の口頭発表や作品の発表を経済的に支援します。


●評価方法の改善

 この学習・研究の展開から従来の修士論文とは異なるタイプの成果が出てきた場合、それを修了研究の一部、あるいはそれに替わるものとして認め修了認定における評価対象とします。


●博士後期課程

 社会生活環境学専攻は、研究者及び高度専門職業人の養成を目的としており、上記プログラムを経て進学した学生について、より高度な実践的能力を開発します。社会のニーズに直結する実践的研究課題を追求する研究者や、専門知識を背景に組織を指揮・運営する女性リーダーをめざすよう促します。
 このように、現地実習、フィールドワーク、インターンシップ、キャリア形成科目、及び住環境に関する演習科目などにより、専門応用能力、課題発見・解決能力、総合的判断力、の伸長へとつながる、受動型から能動型へと変貌を促す女性高度専門職業人育成プログラムを構築します。とりわけ女子大学という教育環境を活かし、実践的課題を志向する女性の能力・個性をのびのびと発展させ、本教育プログラムにおいてその個の力を社会的貢献に資する段階へと高めていきます。
 
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プログラム概念図
 
 
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