日本アジア言語文化学の在学生・卒業生・修了者・教員を中心とした学会組織です。総会、会報発行のほか、特別講義、学術誌『叙説』の刊行などを行っています。
奈良女子大学日本アジア言語文化学会は、在学生・卒業生・修了生、および現旧専任教員を主たる会員とし、研究の振興と会員相互の親睦・交流を目的としています。旧国文学科時代の「國文学会」、言語文化学科移行後の「国語国文学会」を引き継いで、平成22年4月に名称変更いたしました。
フフモッイハニア_オーオーイハニアケルヘ」、appマツヤリニスフィ言語文化学科発足後、国語学・中国語学は「言語情報学専攻」、国文学・中国文学は「日本アジア言語文化学専攻」に分かれておりましたが、平成21年度よりフフモッイハニア_オーオーイハニアケルヘ」、appマツヤリニスフィに新しいコース制が導入され、日本と中国の言語・文学を学び研究する新しい「日本アジア言語文化学コース」が発足しました。平成24年度には、大学院フフモッイハニア_オーオーイハニアケルヘ」、appマツヤリニスフィも学部に合わせて改編され、学部から博士前期・後期まで一貫した教育研究体制が整いました。私たちの学会も、この新しい体制を基礎とすることを示すため、新しい名称のもとで再出発しました。
本会主催・共催行事、その他のイベント、学会員の受賞などにつきましてはこちらで報告しています。
これまでの「國文学会」「国語国文学会」の会員は自動的に「日本アジア言語文化学会」会員となります。卒業生・修了者の皆様で、まだ入会していらっしゃらない方も、是非ご入会ください。
当学会は、終身会費制をとっております。一度会費を納入していただければ、「日本アジア言語文化学会報」を年1度お送りし、母校や卒業生たちの動向をお知らせいたします。
また、別途維持会費(年会費制)を納入いただいた方には、維持会員として、学術誌『叙説』をお送りいたします。
入会をご検討の方には、本ページ末尾の連絡先にご一報いただければ、手続きのご案内をさせていただきます。在校生と卒業生を繋ぐ絆として、一人でも多くの方のご入会をお待ちいたしております。
『叙説』は、1977(昭和52)年の創刊以来、国語国文学の学術誌として、学界に確固たる地位を築いてきましたが、発行母体の「国語国文学会」が「日本アジア言語文化学会」となったのを機に、中国語中国文学の論文をも収録し、日本アジア言語文化学の研究活動の拠点として生まれ変わりました。
そのことが評価されて、2011(平成23)年、中国文学に関する学術賞である「蘆北賞」を受賞しました。今後ともたゆみなく成果を発信すべく努力を続けて参ります。
奈良女子大学学術情報センターリポジトリにて諸論文が公開されています。また、フフモッイハニア_オーオーイハニアケルヘ」、appマツヤリニスフィホームページ「第26号〜最新号目録」でも掲載論文の題目と著者を見ることができます。
会報のうち、会員の著作を紹介する「書いた本」コーナーをこちらで紹介しています。
なお、会員各位で、新たに本を出された方、他の会員の最近の著作をご存じの方は、ご一報くださればうれしく存じます。
毎年秋に、学外より講師をお招きして特別講義を行っています。
日時 | 講演者 | 題目 |
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2023年11月17日 | 一柳廣隆氏 (横浜市立大学教授) |
怪異研究の現在 |
2022年11月24日 | 内田慶市氏 (関西大学名誉教授) |
文化の翻訳――東西言語接触の場からのアプローチ |
2021年11月23日 | 千本英史氏 (奈良女子大学名誉教授) |
骨愛異聞(千本名誉教授最終講義) |
2020年 | 2020年度はcovid-19感染状況に鑑み実施していません | |
2019年11月29日 | 長島弘明氏 (二松学舎大学特別招聘教授、東京大学名誉教授) |
上田秋成の伝記をめぐる諸問題――出生と名前 |
2018年11月16日 | 兵藤裕巳氏 (学習院大学教授) |
琵琶法師のパフォーマンス――平家物語、説経節など |
2017年11月21日 | 今西祐一郎氏 (元国文学研究資料館長) |
物語と歴史の間――不義の子冷泉帝をめぐって |
2016年11月22日 | 山崎e之氏 (京都府立大学教授) |
古典を学ぶ |
2015年11月19日 | 興膳宏氏 (京都大学名誉教授) |
成都における杜甫――その生活と詩 |
2014年12月20日 | 島田泰子氏(二松学舎大学教授) 豊田恵子氏(宮内庁書陵部図書課研究員) |
奈良女的「学問」談義――日アの先輩に聞く○○な研究生活 |
2013年11月24日 | 清水康行氏 (日本女子大学教授) |
現存最古の日本語音声を聴く――1900年録音資料群から |
2012年11月29日 | 磯部敦・鈴木広光・谷口洋 (本学教員) |
テクストの厚み――物質・身体・歴史 |
2011年11月17日 | グエン ティ・オワイン氏 (ヴェトナム社会科学院准教授) |
ヴェトナムの漢文と字喃(チュノム)文学について |
2010年11月16日 | 後藤祥子氏 (日本女子大学名誉教授) |
『源氏物語』の弱者救済の思想 |
2009年11月19日 | 高橋文二氏 (駒澤大学名誉教授) |
『源氏物語』の表現世界 ――王朝の歌を通して想像力のありようを考える |
2008年11月10日 | 佐佐木幸綱氏 (早稲田大学教授) |
歌の力 |
2007年11月16日 | 一海知義氏 (神戸大学名誉教授) |
夏目漱石と漢詩 |
2006年11月16日 | 谷川恵一氏 (国文学研究資料館教授) |
読書行為の近代 |
2005年11月25日 | 松野陽一氏 (国文学研究資料館教授) |
和歌題詠史――六百番歌合の枕草子 |
2004年11月26日 | 安田章氏 (京都大学名誉教授) |
国語史研究資料 |
2003年11月28日 | 平舘英子氏 (日本女子大学教授) |
布勢水海に遊覧する歌 |
2002年11月12日 | 濱川勝彦氏 (奈良女子大学名誉教授) |
川端康成の死をめぐって |
2001年10月29日 | 桐竹文寿 師 (文楽人形師) |
文楽人形とのふれあい |
2000年11月24日 | 茂山千之丞氏 (狂言師) |
狂言というお芝居 |