奈良女子大学宇宙物理学研究室

研究紹介

「宇宙物理学」と一口に言っても、その内容は様々です。
ここでは、私たちの研究室で扱っている研究内容について紹介します。  

宇宙物理学ってどんな分野?

宇宙は神秘的で、星空を眺めているといろいろな謎が浮かんできます。

  • 私たちの住む宇宙は一体どうなっているのだろう。
  • 宇宙の誕生以来どのような進化を経て、現在のような姿になったのだろう。
  • 極限状態の宇宙ではどのようなことが起こっているのだろう。

これらの謎の解明を目指すのが宇宙物理学です。  

研究室で扱うのは …X線天文学!

宇宙で起こる自然現象のしくみを理解することを目的とし、当研究室では主に「すざく」、「ニュートン」などのX線天文衛星を使って、灼熱の宇宙、高エネルギー天体現象の研究を行っています。 また、X線に限らず、電波や可視光などの多波長観測データを用いての研究も行っています。  

研究対象は…

X線を放射する天体や高エネルギー現象について、当研究室では現在 以下のような研究を行っています。 また、データ解析だけではなく、これらの天体を観測するための装置の開発にも関わっています。  

天の川銀河

天の川銀河にはX線を放射する天体が数多く存在しています。 どんな天体がどんな方法でX線を出しているのでしょうか? その正体としくみを探っています。
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超新星残骸

私たちの体を作る重元素は星の内部で作られ超新星爆発で宇宙にもたらされました。
爆発のメカニズムや進化の様子、またどんな元素がどのくらい生成されたのか?などを調べています。
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観測機器

人工衛星に搭載される観測機器の実験や国際的な観測計画にも貢献しています。
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