設立の社会的背景?目的
現在,理工系女性人材は極めて少ない状況にあり,高度な理工系専門知識を有する女性人材の育成が喫緊の課題となっています。理工系のなかでも,とりわけ,生活者の視点をもった女性研究者?高度技術者の育成?活躍は,今後の日本の産業界を支える活力の源となり得ると言えます。生活工学共同専攻では,工学諸分野の基礎から応用までを幅広く理解した上で,人間生活における諸課題を柔軟に捉え研究する能力を有する女性人材の育成を目的とします。
生活工学共同専攻では,生活者視点からの工学の推進,そして人と暮らしを中心とした物づくりの実践を通じて,領域融合型の生活工学教育?研究を展開します。科学技術に生活スタイルを合わせるのではなく,生活スタイルに合わせた科学技術の創造が求められています。本専攻では,安全?安心で豊かな未来の社会?生活を創造すべく,生活に関連する諸課題を生活者の視点に立ち,工学的手法に基づき解決できる人材を育成します。
生活工学共同専攻の特徴
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両大学連名の学位
お茶の水女子大学と奈良女子大学の連名による学位が授与されます。
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両大学での研究指導体制
学生は両大学の教員から研究指導を受けます。研究指導体制については,学籍を置く大学に所属する教員を主指導教員として配置し,他方の大学所属の教員を副指導教員として配置します。さらに,学籍を置く大学において1名以上の教員を副指導教員として配置します。教員間の密接な連携により十分な研究指導を実施します。
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夏季特別研究指導
学生は学籍を置かない大学において,夏季休業期間等に研究指導を受けることも可能です。
生活工学共同専攻評価結果(2016年度実施)
自己評価結果:設置直後の問題点を解消するための迅速なフィードバックを目的として自己評価結果
外部評価結果:設置直後の問題点を解消するための迅速なフィードバックを目的として自己評価結果に対し、学外の有識者2名からなる外部評価委員による外部評価
生活工学共同専攻評価結果(2019年度実施)
自己評価書:博士前期課程完成後2年後及び博士後期課程完成後1年後に実施した自己評価の結果
外部評価結果報告書:博士前期課程完成後2年後及び博士後期課程完成後1年後に実施した自己評価に対し、学外の有識者2名からなる外部評価委員による外部評価