コミュニティの再生は重要な課題ですが、大学のかかわり方については十分議論されていません。大学がコミュニティに関わる場合、二つの視点が重要となります。ひとつは、大学が持つ専門性で、もうひとつは、地域住民としての役割です。大学も特定の地域に立地する以上、地域住民としての役割が求められます。奈良女子大学は、これまで地域の一員として自治連合会や商店街が主催する、地蔵盆、佐保川清掃、防災訓練等に参加してきました。このシンポジウムでは、そのような関係を踏まえ、コミュニティが国立大学に期待することと、これからの課題について考えます。
内容
平成23年度大学改革シンポジウム「コミュニティの再生と国立大学の役割」
プログラム
「コミュニティ再生に関する本学の取り組みと全国の状況」
- 中山徹 (奈良女子大学大学院 教授)
「コミュニティの現状と奈良女子大学への期待」
- 澤野井 保 氏 (奈良市市民活動部 地域活動推進課長)
- 畷 三夫 氏 (佐保地区自治連合会 副会長)
- 松森 重博 氏 (奈良もちいどのセンター街協同組合 理事長)
- 木村 現司 氏 (奈良きたまちを繋げる会 代表)