奈良女大を志望

立地条件:

 奈良は日本で最古の都があった都市です.東大寺,興福寺,薬師寺,法隆寺などたくさんの神社仏閣があります.京都や大阪へは電車一本でつながっており,大都市近郊で独特の雰囲気を備えています.

 大学は,近鉄奈良駅より数分の距離にあり,本当に奈良の中心にあると考えていいです.キャンパス内に寮の施設があり,比較的多くの学生が寮住まいをしています.

 大学が近畿圏にあることより,昔より(本学はほぼ100年の歴史があるのです)近畿圏の大学との交流も盛んです(京都大学,大阪大学,奈良県立医科大学など).ちなみに,本研究室は,京都大学大学院理学研究科などとテニスの交流をしております.

大学へのあこがれ:

 大学は自分の将来を考える場,その目標に向かうための準備をする場...その他いろんな理由があるでしょうが,この大学に行ってみたい,という魅力ある大学を選んで行きましょう.偏差値で決めるなんてダメですよ.自分の人生ですから,もっと納得する理由で選びましょう(もちろん,合格するように努力も必要です).

 奈良女はこれまで幸いにも才能にあふれた人材が集まり,巣立ってゆきました.社会の広い分野で活躍しています.先代の学長も本学の出身者でした(他大学から学長や教授が来るのではなくて,自分の大学から教授陣が揃うのはすごいことですよ).

 本学のホームページその他をもとに,いったい大学では何をしているのか,何を学んだり,体験したりできるのかを情報として探し出して,納得して志望校として選んでください.

国立(大学法人)の女子大:

 奈良女は,日本に2校しかない国立(大学法人)の女子大学です.我々が所属する生活環境学部は文理融合型のユニークな学部です(といっても,本研究室は生化学を主体とする理系ですが).他に,理学部とフフモッイハニア_オーオーイハニアケルヘ」、appマツヤリニスフィ,そして,修士課程と博士課程をもつ大学院(人間文化研究科)があります.総合大学ではありませんが,それに匹敵する業績を残しています.

 受験される皆さんには知っておいて欲しいことがあります.今,日本の国は,構造改革といって,明治初期や第二次世界大戦後にできた法律や制度のひずみやしわ寄せを是正しようと努力しています.大学も例外ではありません.都道府県・市町村の統廃合があるように,大学も統廃合の波をかぶっています.つまり,皆さんが入学して卒業する頃には,本学も変貌を遂げるかもしれません.ご承知おきを.でも,こんなのに今から怖気づいてはいけません.皆さんの長い人生にはいろんな試練が待ち受けています.よい方向になるように立ち向かって欲しい.