中之島で授業をしています

本年度,3名の「科目等履修生」を受け入れています

このプログラムは大学の運営費交付金削減のため2011年度(今回)限りになります
日程の講師の変更がありました
サテライトキャンパス開講科目のご案内
(通年集中 火曜日 18時30分〜20時00分)



「食・生命科学特論」
場所は:キャンパス・イノベーションセンター
【大学院前期課程の科目です】しかし,外部からの聴講には,科目等履修生の登録が必要です.この科目等履修生登録には学歴の制限がありますが,例外も認めることができますのでご相談ください.
授業内容:食育に広く関心が寄せられている現代社会において,食物科学と生命科学を細分化した専門分野的視点のみならず,総合的に捉えて柔軟に思考することを学ぶことは必要だと思えます.教科書では学べない,基礎から応用的技術を体験する意味で,一線の企業人による話題提供を含めて,多方面の素養を学ぶ機会を提供するものである.

キーワード:食安全・醗酵・製剤・創薬・健康・香辛料・オーラルケアー・化粧品・コーヒー

開講日程については,決定次第,本ページにて掲示いたします.
また,科目等履修生としての登録期間(2011年 2月28日(月)まで)は限定されていますので,詳細は学務課大学院係にお問い合わせください.(学務課大学院係:0742-20-3233

科目内容などは直接世話人教員まで問い合わせていただいて結構です
(世話人教員:植野 0742-20-3493,電子メール hueno @マークのあとに cc.nara-wu.ac.jp)

2011年度 予定表 (すべての日程は確定しました)

日 時 講 師 内容
5月10日 瀧澤 正之氏 武田薬品工業(株) 医薬品研究への全般的な理解を促すために現状を概説し、各論として新規技術による医薬品に言及する。医薬品のシードとなる化合物を探索する研究プロセスや技術を、体験談を交えながら紹介し、結びとして、製薬メーカーの研究部門が求める人材像について語る予定である。
6月21日 山田 敏広 氏 日清食品(株) 食品安全研究所 食品の安全性とは、そして、食品の安全確保に対する食品製造業の取り組み、食品中に含まれる危害物質を排除する取り組みなどを紹介する.
7月12日 窪寺 隆文 氏 白鶴酒造(株)研究開発室 食品産業の代表である醗酵酒づくりに関して,全般的な理解を促す内容を論述する。
10月11日 本多 進 氏 和光純薬工業(株)ゲノム研究所 生化学用試薬・臨床検査など多方面の化学物質を扱う企業の活動内容を紹介する。
10月18日 岩井 和也 氏 UCC上島珈琲(株)R&Dセンター コーヒーに関して,栽培,焙煎加工,流通,飲用,それに薬効などを中心に紹介する。
10月18日 渡辺 祐子氏 福寿園 C.H.A.研究センター お茶に関して,歴史・種類・開発・文化などを紹介する。
11月1日 鳴神 寿彦 氏 ハウス食品(株)ソマティックセンター 香辛料の使い方,特徴と分類,歴史,薬理効果などの基礎的な知識を紹介する.
11月15日
日が変更
牧野 武利 氏 サンスター(株)
総合企画室
オーラルケアーから新薬開発について幅広い知識を紹介する
11月29日 植野 洋志 担当
ゲスト:
小川 茂行 氏
(株)セプテム総研 化粧品の製品開発について基礎的な知識を紹介する。
12月13日
場所はサテライトキャンパスにて(変更なし)
牧野 武利 氏 サンスター(株)
総合企画室
オーラルケアーから新薬開発について幅広い知識を紹介する
【概要説明】

 奈良女子大学は,平成16年4月に大阪市北区中之島にオープンしたキャンパス・イノベーションセンターに大学院人間文化研究科のサテライト・キャンパスを開設しました。

 このセンターのある中之島地区は,官公庁や大手企業のビルが建ち並ぶ,大阪のみならず関西圏の経済・文化の中枢を担う拠点であり,現在進められている再開発により,今後更なる活性化が期待されています。

 このセンターに本学が進出する最大の目的は,官立の女子高等師範学校を前身として女子の高等教育機関として本学がこれまで社会に送り出してきた女性人材をはじめ,さらに多くの社会人女性のために大学院レベルでの教育研究の機会を提供することにあります。

 このキャンパス・イノベーションセンターを活用することにより,本学大学院人間文化研究科は,すでに締結している近隣の諸大学院との単位互換制度,連携教育協定の充実や京阪神地域の民間企業・研究機関との連携をより強化して,社会人大学院生の教育研究のより一層の充実を図り,今後さらに女性人材の育成が求められている社会からの諸分野の期待に応えることを目指しています。

 また本学大学院は,現在,奈良県教育委員会と提携して小中高校の現職教員のリカレント教育を実施しています。これは,1年目を奈良本校キャンパスで過ごした後,2年目から所属する学校に戻り,勤務しながら学習・研究するものです。サテライト・キャンパスの開設により,勤務を終えてから,このサテライト・キャンパスで学習・研究し,研究指導を受けることも可能になります。今後,近隣の他府県教育委員会とも連携を進めて,あるいは個人レベルでも勤務を終えてからの,現職教員の学習,研究の場として活用していただくことを考えています。

*食物栄養科学専攻(Division of Food Science and Nutrition)

 フフモッイハニア_オーオーイハニアケルヘ」、appマツヤリニスフィ(修士課程)の食物栄養科学専攻は,平成19年度より新たに設置された専攻であり,「食と健康を中心とした基礎から応用」の教育研究を特色にしています。サテライト・キャンパスでは,「食と健康」をテーマとした教育研究を行います。

 職業を有していたり,家庭の事情で奈良女子大学に来校して講義を受講することのできない社会人女性に,夜間の時間帯に開講することによって,この領域の高度な教育研究の機会を提供します。

 阪神地区には,この領域に関連する企業が多数存在します。それぞれの業種から専門的知識を提供していただくことは高い教育的効果と価値があります。阪神地区の研究所・産業界よりの講師陣による専門的教育を行います。


2011/5/17 更新