【概要説明】
奈良女子大学は,平成16年4月に大阪市北区中之島にオープンしたキャンパス・イノベーションセンターに大学院人間文化研究科のサテライト・キャンパスを開設しました。
このセンターのある中之島地区は,官公庁や大手企業のビルが建ち並ぶ,大阪のみならず関西圏の経済・文化の中枢を担う拠点であり,現在進められている再開発により,今後更なる活性化が期待されています。
このセンターに本学が進出する最大の目的は,官立の女子高等師範学校を前身として女子の高等教育機関として本学がこれまで社会に送り出してきた女性人材をはじめ,さらに多くの社会人女性のために大学院レベルでの教育研究の機会を提供することにあります。
このキャンパス・イノベーションセンターを活用することにより,本学大学院人間文化研究科は,すでに締結している近隣の諸大学院との単位互換制度,連携教育協定の充実や京阪神地域の民間企業・研究機関との連携をより強化して,社会人大学院生の教育研究のより一層の充実を図り,今後さらに女性人材の育成が求められている社会からの諸分野の期待に応えることを目指しています。
また本学大学院は,現在,奈良県教育委員会と提携して小中高校の現職教員のリカレント教育を実施しています。これは,1年目を奈良本校キャンパスで過ごした後,2年目から所属する学校に戻り,勤務しながら学習・研究するものです。サテライト・キャンパスの開設により,勤務を終えてから,このサテライト・キャンパスで学習・研究し,研究指導を受けることも可能になります。今後,近隣の他府県教育委員会とも連携を進めて,あるいは個人レベルでも勤務を終えてからの,現職教員の学習,研究の場として活用していただくことを考えています。
*食物栄養科学専攻(Division of Food Science and Nutrition)
フフモッイハニア_オーオーイハニアケルヘ」、appマツヤリニスフィ(修士課程)の食物栄養科学専攻は,平成19年度より新たに設置された専攻であり,「食と健康を中心とした基礎から応用」の教育研究を特色にしています。サテライト・キャンパスでは,「食と健康」をテーマとした教育研究を行います。
職業を有していたり,家庭の事情で奈良女子大学に来校して講義を受講することのできない社会人女性に,夜間の時間帯に開講することによって,この領域の高度な教育研究の機会を提供します。
阪神地区には,この領域に関連する企業が多数存在します。それぞれの業種から専門的知識を提供していただくことは高い教育的効果と価値があります。阪神地区の研究所・産業界よりの講師陣による専門的教育を行います。
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