学生の声
- 奈良女子大学での学生生活を具体的に教えてください
- 大学生活は、自由な時間がたっぷりあります。朝はごはんと味噌汁を食べて、散歩をしてから登校します。授業は1日に3コマほどです。衣食住と芸術に興味があるので、「建築・住居史」「音楽概説」といった講義を受けています。空きコマには茶道部のお稽古に行きます。お茶の先生とお点前をするのは、豊かな時間です。放課後は古道具屋でアルバイトをしています。すてきなものが入荷すると、私も買いたくなってしまいます。休日は友人と料理をしたり、京都の美術館に行ったり、好きなことをしています。
- なぜ生活文化学科を選びましたか?
- 私は小さいころから料理や掃除といった生活の仕事が好きで、愛読書は「暮しの手帖」でした。大学では衣食住について学びたいと考えていました。(例えば近ごろ人気のミニマルライフ。持ち物を最小限にし、それをきっかけに執着心を捨てるという生活スタイルです。歴史を見てみると、千利休やアメリカのシェイカー教徒も同じようなことを目指しています。そういったミニマルライフの世界史を研究するのもおもしろそうと思っていました。)国立大学の家政学部の中で、奈良女子大学は1、2の伝統があります。先生方もすごいだろうし、資料も豊富だろうし、しかも生活文化学科なんてぴったりじゃないか!というわけでこの学科を選びました。
- 生活文化学科の魅力とは?
- 生活文化学科では衣食住、買い物、家族といった生活に関わる文化を学ぶことができます。先生方の分野は様々です。つまり、自分の好きなテーマに対して、比較文化学、法学、経済学、歴史学、心理学など様々な切り口のアドバイスがもらえるということです。これは大きな魅力だと思います。
- これまでの学生生活で印象に残っていることはなんですか?
- 調理実習の授業です。鰆の菊花揚げ、洋野菜のサラダ、花えびの吸い物、チョコレートムース……。1年を通していろいろなものを作りました。先生はとてもおちゃめな方で、お皿をレースペーパーで飾ってくれたり、家からハーブを摘んできたりして、生徒を喜ばせてくれました。みんなで「藤原サロン」と呼んで(先生のお名前です)、毎週楽しみにしていました。
- 将来の夢・進路を教えてください
- 京都迎賓館で働くのが夢です。茶道部に入ったのをきっかけに、懐石料理・禅・庭園など、日本の美意識に興味を持つようになりました。日本の粋を集めた迎賓館で、一流のもてなしをしてみたいです。内閣の国家公務員となると就職は難しそうですが、なんとか入り込みたいと思っています。
- 受験生の皆さんへメッセージ
- 受験は精神力の勝負だったと思います。精神力を支えてくれるのは、志望校への恋心です。自分に熱意が欠けているとしたら、オープンキャンパスに行くことをおすすめします。志望校の校舎を歩いたり授業内容を聞いたりすると、その大学で勉強したくてたまらなくなってきます。
- 奈良女子大学での学生生活を具体的に教えてください
- 私は現在、サークル2つ、外部のNPO法人1つ、アルバイト1つを掛け持ちしています。サークルはどちらとも、月に1回か2回の活動頻度です。NPO法人は、農業系の活動をしています。こちらは月に2回程です。そしてアルバイトは、週に3回程入っています。
アルバイトはそこまでがっつり入らず、興味のある農業系の活動に積極的に参加しているという感じです。その他、奈良でイベントがあれば、ボランティアとして参加したりしています。
- なぜ生活文化学科を選びましたか?
- 私はこの生活文化学科に、推薦入試で入学しました。志望動機は、「奈良県の地域づくりについて学びたい」という漠然としたものでした。だから、社会学・福祉学・経済学・法学など、様々な視点から地域づくりについて学べるこの生活文化学科を選んだんです。もう一つの理由は、少人数制の演習に魅力を感じたことです。これによって、「話す力」を身につけたいと思いました。
- 生活文化学科の魅力とは?
- この学科の魅力は、三つあります。まず一つ目は、自分の興味のある分野に出会えることです。生活文化学科は、入学前の時点で学びの分野を決める必要はありません。入学して、様々な専門分野を学ぶうちに、自然と自分の興味に出会えます。例えば私は、入学前は「地域づくり」に対して漠然とした興味しかありませんでしたが、二年間ここで学んで、農業などの、産業的な視点から地域づくりを学びたいと思うようになりました。
二つ目の魅力は、少人数制の演習です。大きな大学とは違い、少人数での話し合いを中心とした授業を受けられるので、「話す力」や「コミュニケーション能力」が身につきます。この力は、就活や将来働くときに絶対に役に立ちます。
三つ目は、奈良のことが良く分かるということです。これは奈良女子大学そのものの魅力でもあるのですが、大学が奈良にあるので、奈良の情報に触れやすい環境が整っています。自分の学びたいことが生活文化学科にあり、かつその興味の範囲が奈良であるならば、この学科はうってつけです。
- これまでの学生生活で印象に残っていることはなんですか?
- 奈良県川上村に、インターンシップに行ったことです。奈良県南部は、過疎化・高齢化が進んでいる地域がたくさんあります。川上村もそんな地域の一つで、そういった問題を抱えている村がどのような地域づくりを行っているのかを、二週間泊まり込みで学ぶことが出来ました。元々奈良県に興味があったのですが、これを機に奈良県南部への関心が深まりました。
- 将来の夢・進路を教えてください
- 将来は、奈良県内で働きたいと思っています。この大学を選んだ理由は色々ありますが、一番大きいのは、奈良にある大学である、ということです。奈良県内で活動しやすいですし、情報も入りやすい。そんな奈良女子大学で奈良について学び、将来は奈良に貢献できるような仕事をしたいと考えております。そして、女性のステレオタイプにとらわれない、自由なライフスタイルを送るのが理想です。
- 受験生の皆さんへメッセージ
- 今は辛いと思います。私も、高校三年生の時は何度も心が折れそうになりました。しかしそれを乗り越えた今は、頑張ってよかったと心から思っています。受かったときの感動は、過去の苦しみを消し去ってくれますよ!あと少し頑張れば、その先の長い楽しみが待っています。応援しています!
- 奈良女子大学での学生生活を具体的に教えてください
- ・学科のボランティア活動「ブンカツ!」のメンバーとして、オープンキャンパスや新入生歓迎ハイク等の企画を行ってきました。(是非、学科のHPをチェックしてみて下さい!)
・奈良の食材を使った商品開発を行う「奈良の食プロジェクト」に所属しており、その一環で、学校の屋上でプランターを使った野菜栽培や東京での販売イベントに参加しました。
屋上農園の様子 東大寺と若草山をバックに…
東京での販売イベント
・最近のマイブームは、朝活です。早起きして友人とモーニングに行ったり、朝の奈良公園を散歩したりしています!
・3回生では授業の準備にかかる時間が長くなりましたが、授業が減るため自由に使える時間も増え、充実した日々を送っています。
・最近は卒論に向けて、地域の農業サークルに参加しています。
- なぜ生活文化学科を選びましたか?
- 高校時代、私は与えられた課題にただ取り組んでいるだけでした。特に得意科目も不得意科目もなく、大学選択の際も最後まで迷い続けましたが、様々な視点から物事を学べる生活文化学科に入り、素敵な先生方、友達に出会い、自分の深めたいと思う分野を見つけることがました。
- 生活文化学科の魅力とは?
- 生活文化学科の魅力は、何と言っても多彩な研究室です。先生方の専門がバラバラなので、さまざま視点から物事を見る力を養うことができます。私も自分の考え方が全てではないことに何度も気づかされました。そしていつでも親身になってサポートして下さる先生方との距離が近いことも、魅力の1つです。
- これまでの学生生活で印象に残っていることはなんですか?
- 2回生の春休みに行った、カナダへの短期留学です。アルバイトでお金を貯めました。もちろん1ヶ月で英語がペラペラになるわけではありませんが、英語への抵抗感がなくなったこと、外国の友達ができたこと、そしてなにより1人で行動する力が身につきました。海外留学で得られるものは大きいです。皆さんも是非チャレンジしてみてください!
- 将来の夢・進路を教えてください
- 将来の夢はまだはっきりと決まっていませんが、奈良女の 大学院への進学を考えています。今は高齢者の社会参加と農の活動に関する研究を行いたいと思っています。大学院では勉学はもちろん、様々なことにチャレンジし経験値を高めたいです。そして、これからに必要なメンタル、分析力、思考力、創造力、コミュニケーション能力などのスキルを身に付けたいです。
- 受験生の皆さんへメッセージ
- 今皆さんはとても不安な日々を送っているかもしれません。もちろん結果は気になりますが、もっと大事なことは、そんな日々をどう頑張ったかという過程です。将来この日々を振り返った時「後悔はない!」「やりきった!」と言える、そんな日々を送ってほしいと思います。最後まで自分を信じて頑張ってください!