学びの特徴

基礎から臨床まで「心理学」を学ぶ上で必要な科目を備えています。
認知心理学、発達心理学、社会心理学、教育心理学を中心に、観察、面接、調査、実験といった科学的方法によって、人間について学び、深く考え、研究します。
「認定心理士」に対応した心理学の標準的なカリキュラムとなっています。

公認心理師(国家資格)取得に対応したカリキュラム

公認心理師(国家資格)を取得するためには、学部で指定された科目を履修する必要があります。心理学コースでは、公認心理師の資格試験の受験要件を満たす教育課程も備えています。履修モデルはこちらをご覧ください。

幼稚園?小学校免許(一種)

2019年度より、人間科学科に子ども教育専修プログラムが設置されました。このプログラムを履修することで幼稚園および小学校の教員免許状が取得できます。このプログラムでは1年次より人間科学科に所属することになります。教員免許状を取得しつつ、心理学の専門知識を学ぶことが可能となります。子ども教育専修プログラムの詳細はこちらをご覧ください。

附属学校園との連携

心理学コースでは、附属幼稚園における実験実習や公認心理師指定科目「心理実習」など、附属学校園(幼稚園、小学校、中等教育学校)と連携して教育を行います。

心理学コースの主な講義科目(特殊研究)

【知覚?認知心理学】 【学習?言語心理学】 【発達心理学特殊研究】 【教育心理学特殊研究】 【対人心理学特殊研究】 【感情?人格心理学】 【障害者?障害児心理学】 【福祉心理学】 【産業?組織心理学】 【社会心理学特殊研究】

心理学コース推奨カリキュラム

1年次

全学共通科目など幅広く学ぶとともに、文学部専門科目の一部を学びます。
基礎演習、概論(心理学概論、心の研究史概論、社会?集団?家族心理学、発達心理学、教育?学校心理学など)の履修を推奨します。

2年次

人間科学科に進みます。
心理学実験(選択必修)、心理学測定検査法実習(選択必修)、心理学統計法I,IIは、2年次の履修を推奨します。 その他、特殊研究を履修します。

3年次

文献演習(選択必修)、研究演習(選択必修)を履修し、卒業研究に備えます。 引き続き、特殊研究も履修します。
3年次の春休みにはプレ卒論(春研究)に取り組み、卒業研究に向けて始動します。

4年次

卒業演習(必修)で自分の卒業研究を行います。

卒業論文 こんな研究をしています

3年生の後半から、自分自身の研究に取り組み始め、4年生で卒業研究を行います。
テーマは、各自の興味関心に基づいて決めることができます。ただし、面接、観察、調査、実験などの心理学的な方法によって自分でデータを収集し、それに基づいた分析、考察をすることが求められます。


【令和2年度 心理学コース 卒業論文テーマ(一部抜粋)】

記憶における生物語と非生物語の違い―アニマシー効果の日本における検証―
生き物刺激における単純接触効果の検討
幼児期における情動理解の発達―快情動の抑制に関する理由づけに着目して―
髙学年児童と大学生における『汚染』の理解の発達的検討
大学生を対象とした教師の関わりが協同学習場面における学習者の主体性に与える影響についての検討 ―自己決定理論に基づいた検証―
心身の健康とストレスコーピングにおける暗黙理論の働き ―特性の成長可能性に関する信念に着目して―
女子大学生の母親からの精神的自立に関する研究 ―大学受験時の母親の関与に着目して―
成人の愛着スタイルが恋愛における嫉妬傾向に及ぼす影響 ―関係楽観性と恋愛様相に着目して―
LGBTX当事者の世代間による価値観の相違とトランスジェンダーの多様性―当事者のライフヒストリーを通して―