二井仁美(NII Hitomi)
【専門】:教育史【研究課題】:児童自立支援施設に焦点をあてた教育史研究
【ひとこと】 :子どもは育つ環境を選んで生まれることはできません。貧困や虐待、戦争や災害など逆境的状況に晒され、親に代わる養育者の下で育てられる子どもは、どのように生きたのか? 排除や遺棄、包摂のなかで、どのように成長し自立したのか? あらゆる子どもが「処を得て」生きるために、教育は何ができるのか? そのような問いを出発点に、児童福祉施設での史料調査を通して、社会的養育に育つ子どもに関する教育史研究を行っています。
保田卓(YASUDA Takashi)
【専門】:教育社会学
【研究課題】:教育システム理論
【ひとこと】 :義務教育をはじめとする学校教育制度は近代になって整備されましたが、その背景には産業化・都市化・情報化など社会全体の構造変動がありました。高校ばかりでなく大学や大学院までもが進学率を伸ばしつつある今日、教育はますます社会に浸透し、そして固有の価値と論理をもって行われ、語られています。こうした現代教育の在り方を、社会システム理論という道具を使って研究しています。
小野寺香(ONODERA Kaori)
※アドミッションセンター兼任
【専門】:比較教育学
【研究課題】:グローバル化における中国の中等教育制度
【ひとこと】 :現在、社会のグローバル化が進展するなか、世界各国ではそれに対応するべく教育制度改革が進められています。グローバル化へ対応する教育制度改革とは具体的にどのようなものか、とくに中国の中等教育を対象として考えています。
藤井康之(FUJII Yasuyuki)
【専門】:音楽教育学、音楽教育史
【研究課題】:戦前の小学校における音楽授業、指導法、教師について
【ひとこと】 :主に戦前期の小学校音楽における子ども、教師、音・音楽のあり方について、歴史の手法を用いて探究しています。歴史は遠い過去の出来事では決してなく、現在につながっていることによって、今ある学校音楽の足元を照らし出し、そして未来を見据える貴重な道標となります。ここに大きな魅力を感じ、歴史研究に取り組んでいます。
柳澤有吾(YANAGISAWA Yugo)
【専門】:哲学・倫理学【研究課題】:自己と他者・現代社会と倫理
【ひとこと】 :「ひとそれぞれでいい」「個人の自由」といった言葉の背後には、旧来の抑圧的制度や規範からの解放だけでなく,拠りどころを失ってアトム化する人間の姿も垣間見えます。のめり込むように何かを妄信するのもその反動かもしれません。自己と他者を隔てているもの、あるいは自己と他者を繋ぐものはいったい何なのか、現代社会の倫理的諸問題を通して考えていきたいと思っています。
鈴木康史(SUZUKI Koshi)
【専門】:身体文化学
【研究課題】:近代日本の身体文化・大衆文化論・Aユースカルチャーの社会史
【ひとこと】 :近代日本を「身体」という視点で切り取ると何が見えてくるでしょうか。既存の学問では見えなかったさまざまな領野の思わぬつながりが見えてきます。遊び、健康、スポーツはもちろん文学、思想、政治、経済からマンガや音楽まで。歴史学、社会学の方法を援用しながら、こうした多様な領野を横断し、文化史、社会史、思想史的な研究を行っています。
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